【写真印刷/本社】10月11日(日)、下関市菊川町の菊川ふれあい会館「アブニール」において、下関市教育委員会主催「市民文化セミナー《アブニール学級》」として、NHKアナウンス室エグゼクティブアナウンサー、NHK放送用語委員、アクセント改定委員、独協大学言語文化学科非常勤講師などでご活躍中の梅津正樹先生を講師としてお招きし、企画から運営まで弊社で執り仕切らせていただきました。
梅津先生は、NHKの現役アナウンサーであり「ことばおじさんのナットク日本語塾」「お元気ですか日本列島」などの番組を担当され「ことばおじさん」としてご存知の方もいらっしゃると思います。
今回は、約90分をかけて『ことばとコミュニケーション』ということをテーマに、「ことばは時代とともに変わるもの。」「正しいことばとはなにか。」「自分のことばは本当に正しいのか。」などを実例をあげて楽しくご講義いただきました。
日頃、何のためらいもなく使っていることばも、語源をたどれば全然違った意味だったということは多々あります。
また、ことばとは、時代とともに意味も変わり、その言葉を発する人・場所・時間・場の雰囲気によってもかわるものです。
先生が仰る、「単独にそれだけが美しいと決まっている言葉、正しいと決まっている言葉はありません。どんなに、自分の心情を自分の語彙で吐露したとしても、それで他人に伝わるものではありません。豊かな表現は豊かな人間性から生まれます。相手を思いやる心から発せられることばや表現が大切なのではないでしょうか。」は、私たちの今後の言葉の表現の仕方についても考えさせられることではないでしょうか。
講演後には地元カモンFMの栗原世都さんのMCで質問コーナーがあり、会場の皆さんより日頃疑問に思っていることなどを先生に質問して頂きました。
最後に聴講された方(アブニール学級では生徒)の中から生徒代表として、先生へ感謝の意味を込めた花束の贈呈があり、そこでアブニール学級での講演会は終了となりました。
梅津先生は勿論のこと、聴講にお集まりいただいた皆様をはじめ、会を支えていただきましたアブニールの関係者の方々には、講演会が盛会の内に終えることができましたことに厚くお礼を申し上げます。
ご参加、ご協力いただき大変有難うございました。